不幸という名のまやかし

最近は、日々、沢山のご依頼をいただき感謝しております。様々な人間関係の中で、私自身穏やかな日々の中で、やはり書く事は好きなんでしょうね、このように思った事を書けることはとても幸せであります。

さて、今日は私の交友関係で悩んでいる方もおりましたので、ちょっと暗いテーマではありますが「不幸」であるという事について私の考えを伝えていきたいと思います。

そもそも「幸不幸」という出来事を誰が決めているのでしょうか??この疑問がとても大切です。

皆様の中には、不幸の真っ只中という方も不幸を抜け出したという方も、今幸せです!という方もいるかと思いますが、そのような経験をしている間に、これが「まやかし」であるという答えによく考えて気が付いてほしいと思います。

私はかつて、舞台の脚本も書いていたのですが、「人はなりたい人間になっている」という持論をその脚本の中で書き、多くの方に見ていただいた経験があります。

例え、どんなに辛くとも、苦しくとも、それは自分が選んだ道であるし、自分の思考が引き寄せたものである。

つまり、なりたい人間になっているのですよ!という考え方です。

自分の心深くにある、潜在意識が、様々な事を呼び寄せているんですよという持論でした。

ですので、嫌だったなという経験も、よくよく考えてみると実は自分が望んでいる結果であるという事です。

また大きな夢を持つと、当然、それになるまでの過程がありますので、当然、大志をもつ者は様々な経験を乗り越えていき、涙を流し、辛い困難を乗り越えていく過程を経て、人間が大きくなっていくという事で、初めて大志は大成するのです。

そもそも人生には、そのような幸不幸というものはないと私は思います。

そして、それは結局のところ自分が作り出している「まやかし」であると伝えておきます。

例えば、単純に、自分の人生の一番の基準が、「お金持ち」であれば、お金があれば幸せであり、お金がなければ不幸せとなっているだけです。

また、ヒエラルキーが基準となっている方は、友達や仲間が充実していれば、不幸せであり、友達や仲間が充実していなければ幸せである訳です。

人よりも自分は上であるという考えが価値として考えているので、そのような不幸が生まれているのです。

幸不幸を感じる時に、皆さんの中にある何かの価値基準が、皆さんの心の幸不幸を作っているんですよ。と私は伝えたいと思います。

fuko

比較するという事から離れる事がもっとも幸せになる方法

それらを前提とした時に、人やその物事を他と比較するという事は、幸不幸を感じる前提になります。

「しかし、藤門さん、競争する精神は大事だと思います。」

と質問が来た事もありましたが、そもそも何と競争しているのでしょうか??

私の見解からすると、競争というものは、「世界を知る為のものである」と定義しておきたいと思います。

私達は、競争する事で、相手から何かを学び、自分に取り入れ、成長する事で、自分の力をより良い方向へ向けていく為のものであると私は思うのです。

これを「切磋琢磨」と言います。

競争する事で共に磨き合っている訳ですね。

何故、失敗したのか?何故、成功したのか?という理由は自分ばかり見ていては、全く分かりません。

世界第一位の人は、多くの人の生きる力や多くの人の生活を支えています。

それを見て、なるほど、この人はそうしているから自分もより良い結果が出せるんだ!と勉強になり、成長できます。

また、自分が一番であるという考えから、上には上がいるという考え方になれますから、慢心せずに自分の目の前にある事に集中できる訳ですね。

自分以外の誰かは、良しも悪しも「人生の参考書」となる訳です。とてもありがたい存在なのです。

競争するという漢字には、争うという感じが使われていますが、相手と張り合い、どちらが上かと切磋琢磨するという意味に捉えたほうがいいかもしれませんね!あくまで磨き合い、1位を目指す中で、その時代の正しい考え方を発見しようとしている訳です。

しかし、競争しているうちに、相手と比較しすぎてしまい、心が劣等感や怒りの感情に変わり、相手を陥れようとするような心が浮かんできたら、それは、もはや違う意味になります。

比較しすぎてしまい、相手に執着してしまう訳ですね。これはお金や物でも同じです。

相手が幸せそうに見えて仕方ないという心の状態です。こうなるともう、その方に何を言っても聞かなくなります。

自分の感情が落ち着くまで、その人は不幸感覚を続けていき、心身共に疲れ切っていくという道を歩んでいきます。

「執着」というものは、人生において持ってはいけないものでもあります。

「こだわり」あたりでとどめておくのがベストです。

そうならない為に、相手と比較するという原因の目を潰してください。

様々なカテゴリーを比較したとしても、50歩100歩です。

持っているものや役職があなたの価値を決めているのではなく、皆さんがどのように考え思っているか?どのように心に描いたか?毎日、何を考えているのか?それが私や皆さんの自身であるという事ですし、価値であるという事に気が付いてほしいですし

『人は、自分が思った通りの人生を歩んでいる』のだと、本気で思えた時に、人生は自由になるのです。私はそう思いますし、それを目指し日々勉強しております。

tomorrow

比較してはいけない項目

①相手の人生と自分の人生を比較する

人生は人それぞれが、経験を通して魂のレベルアップをする為に修行しているのです。そもそも比較しても仕方ない。

②持っているものと持っていないものを比較する

持っているものを生かして人生を乗り切る。自分が持っているものを見てみてください。実は何もない人はいない。

持っているものが少ない人は、実は大きな使命がある。

③容姿や身体を比較する

自分のキャラクターを生かすことが大事。手足がないと嘆くのではなく生かして世の中から評価されている人もいる事を忘れないで。

④できるできないを比較する

出来ないとなげくのではなく、自分ができる事を発見する事も修行であると心得る。

また初めから出来ている人はいない、努力の余地があるという事に気が付く事。

⑤家族や生まれなどを比較する。

実は、死んだら分かりますが、自分で選んできています。信じられない人は、そのように「自分で選んできたんだ」と考えてみてください。

親ガチャという発想は間違っている。

kuraberu

今、「不幸だな~」と思っている方は、これらの比較を直ちにやめてください。

何故かというと、その不幸感覚が皆さんを今より更に不幸にしていくからです。人を呪うも人を恨むも人を妬むもすべて、思った人が不幸になっていくのです。

人を呪わば穴二つです。

不幸感覚はイメージとして潜在意識に刻まれます。それが、毎日毎日心に描き続けると、やがて具体化してきます。引き寄せられるわけです。

皆さんが心に描いている幸不幸というものは、かなり考えられた「まやかし」であり本当の不幸に導くための導線である訳です。

本当の不幸とは、皆さんを廃人にしていくような道を選択し続けるという事です。復活不能の状態です。

執着やまやかしの先には、その道しか待っていないのです。

不幸の道は楽な道

幸福の道は険しい道

と覚えておくと良いでしょう。

幸不幸のまやかしから脱する方法

まず、自分が幸不幸のまやかしの中から抜け出せないのであれば、上記にあげた、自分はどのような心で、何故不幸のまやかしの中で苦しんでいるのかを知ってください。

自分の心の現在地を正しく知る事が大事です。

不幸というものは、あなた自身が他と比較して作り上げているものである。という事を知ってほしいと思います。

あなたはあなたの生き方がある。私は私の生き方がある。

他は自分自身の生き方の参考書である。そう思ってください。

比較したところで幸不幸のまやかしの中に入ってしまうだけで、自分には何のメリットもないのです。

比較し、相手をうらやみ、執着したところで、何も得るものはないのです。皆さんは、他の人ではない自分の輝きを信じてほしいと思います。

人生は一度きりではない、死んだ後も生きている時もそれは続きます。

人生はずっと続いている。それが「人生」であるのです。ちょうど本の右と左の関係でもあります。

私という「本」には続きがある。

人生という本には、右のページと左のページがあります。

右には今抱えている判断や問題が書かれており、左には答えが書いてあります。

答えのページは生きているうちは白紙であり、見えません。

しかし、死んだ後に右のページは消え、左のページに答えが浮き出てくるのです。

自分が、やった行いや言葉、発言の答えを嫌でも読むときがくるのです。

それを読んだ時、あなたはどう思うのか?

世の中の80%の人は、「そんなことない」と思う答えが書かれています。

その時、反省できなかった方は、その心のまま、その心に通じる世界へと導かれます。

これは事実です。だから、私は自分が間違えた事を素直に反省するように心がけています。

右のページが消えるのは、心に刻まれているからです。良き思いを持つことがとても大事です。

book

 

最後に

さて、今回はちょっとした宗教的なお話をしましたが、このような話は拒絶する人も多いかと思います。しかし、事実は事実です。

死んでから信じても遅いという事と、信じた所で一体だれが損をするのか?という事が答えであると思います。

嘘をつくのもほどほどにしたほうが良いというススメです。

今日の所はこのあたりで!

明日もたくさんの方達に笑顔を届ける自分であり続けます。次回は、経済関係のお話をしていきたいと思います。

 

株式会社トータルライフサポート

代表取締役 藤門 篤史

 

 

おすすめの記事