本日は、お休みをいただいておりましたので、夕飯前にBLOGを更新いたします。
きょうのテーマは、「夫婦」というテーマでお話をしていきたいと思います。仕事にかなり影響してくるのが家庭内の状況です。私の経験上、夫婦関係が悪化していると、仕事をしている方のポテンシャルが落ち、その方に仕事上なんらかしらの問題が起きていたというのを見てきましたので、家庭は仕事にとってとても重要なポイントでもある訳です。
現代には夫婦という単語は、もはや古臭いものに感じてしまう事もあるかと思いますが、基本的に夫婦は協力し合ってこそ社会で最大の力を発揮するものであると私は思っております。
しかしながら、その力をそれぞれ自ら封印して、仲の良い、隣の芝生をみてうらやんでいるのではないでしょうか?
また、他の異性をみて憧れを頂いているのではないでしょうか?
人間ですから、そのような事はありますし、やはりそのように思う事も「経験」でありますので、悪い事ではありませんが、もし、皆様の中で「夫婦仲が悪い」という事でお悩みであれば、次の事を考えてほしいと思います。
1、夫婦仲が悪い時に考えてほしい事
夫婦仲が悪い時は、いつも決まって「互いの主張がぶつかっている」という時。それ以外にありません。
しかし、夫婦ですから当然、同じ家に住み、互いに不貞腐れている時間を過ごすわけですが、それが長引くと、外にその相談を聞きたがっている方がおり、悩みを相談したり、心が浮つくと「不倫」となってしまう訳です。隣の芝生は青く見えるのは、良く知らないからです。
やがてそれも通り超し…。
とりあえず生活出来ればよい…。
子供が大きくなるまで…。
というように、「妥協」という考え方になってしまう訳です。
男女の氷河期の到来です。
しかし前回のBLOGでもお話した通り、これも「経験」です。
まず、深呼吸をして、相手の立場に立って考えてみましょう!と言いたい所ですが、なかなかできないものなので、「なぜ?このような事になってしまったのか?」という原因だけを振り返って探してみる事から始めてください。それは、いつも些細な事であったはずです。
◎夫婦喧嘩は些細な事から始まる。
・生活に関わる事 ・家計の事 ・言葉遣い
・嫉妬 ・相手の私物化 ・協力しなかった
・私(男女)は稼いでるんだと言ってしまった。
・掃除や家事の割り振り ・家の設備類の使い方
・車の事故 ・子供の事 ・暴飲暴食 ・ギャンブル
・美容の事 などなど…
大体このような事をきっかけにして、夫婦喧嘩がスタートします。
いいでしょうか。
夫婦で、このような事に悩んでいる方は多いかと思いますが、互いに悪くないのだと。
初めに言っておきたいと思います。
悪いのは、互いに向けてしまった「心の矛先」であると思ってください。
上記に上げた事をきっかけに皆様の心がマイナスの感情(怒り、妬み、嫉妬、欲望)に向かってしまっただけです。
心の矛先は、常に様々なところへ向いてしまうのは、私もそうですが、だからといって相手にその心のまま、矛先を向け合うのは避けてください。解決は遠のいてしまいます。
まずは、このようにどれに該当するか?を自分で見つめなおしてみてください。
2.原因は常に自分の中にあり
「原因は常に自分の中にあり」という言葉は私の座右の銘でもあります。
どうしてそうなってしまったのか?と考えてみると、その原因はやはり自分の心にあります。
例え、相手が、その喧嘩の発端であったとしても、その比率は少ないながらに、自分にも原因があるのです。その悪い部分が、相手の心をマイナスの感情にしてしまったという事は大いにある事なのです。
ここで例を出したいと思います。
私は、清掃を仕事として行っておりますが、ある日、エアコン清掃の依頼があり、お客様宅にお伺いした時の事です。お客様のエアコンは15年前のもので、清掃すると破損する危険もありましたが、私は引受けました。すると、触った瞬間に、「ポキッ」と折れてしまいました。
お客様にお話しし、リペアし解決したわけですが、その説明で、「プラスチックが劣化しており、古いから折れてしまいました。」と説明しました。とても小さなお話なのですが、私にとっては大きな気付となりました。私がした間違いは、古いエアコンのせいにしてしまったという事なのです。
これを分析していくと、この古いエアコンのせいではないのです。私は古いエアコンであると知っていながら、お客様に説明せず、清掃してしまったという事になりますから、やはり私の説明に原因があり、結果、後から言われたお客様はやさしい方でしたので、「古いから仕方ないわね…今度交換しますので大丈夫です」となってしまった訳です。
お客様に仕方ないと言われて私は、ああ、仕事の詰めが甘いな…と感じました。
もし説明していたら、「やっぱり折れてしまったのね。そろそろ買い替えようかな?交換とかしてますか?」となっていたかと思います。
これは例ですが、やはり、どんなに些細な事でも、原因を探してみると、自分にも非があるという事です。夫婦関係にしても、このように、相手が悪いとばかり指摘していたら拉致があきません。やはり互いに自分にも悪い所がなかったかな?と点検する心を持つという事がとても大切な心の持ち方になります。
3.相手の欠点が見えても指摘しないで疑問をぶつけよう。
夫婦関係が長くなればなるほど、相手の欠点が見えてくるものです。
しかし、それをいきなり指摘すると、相手はその指摘を受け入れる事が出来ず、相手に「怒り」の感情を持ってしまいます。
なぜかというと、その相手は、それを良しとしているからやっているのであって、悪いと思っているのは、自分だけであるからです。
それは常識という期間限定の曖昧なルールの中に結構多いものです。
異文化の違いという事に少し似ています。
私達が、家の中に靴で入ったら誰でも怒りますね!でもアメリカでは怒られません。
それに似ています。自分が欠点に見えているものが、欠点ではなく文化や習慣であるという場合もありますから、すぐに指摘したいという気持ちを抑えて、「○○さんはそうやってやるんだ?」と疑問系で話を聞いてみる事をお勧めします。
その会話の中から、こうしない、ああしない?と二人のルールや文化を創っていく事がとても大事です。とても些細な事でありますが、その些細な事から喧嘩は始まるので、それを忘れないでいれば、良い夫婦関係は築けるのではないかと思います。
4.夫婦のパワーを仕事に活用しよう
夫婦は、疑問をぶつける事が会話の習慣とする事がとても大事です。女性と男性の心や感情は全く違い、別物です。大きく分けると、男性は「発展」女性は「調和」という考え方です。
この二つは相反するものとなりますが、実は、発展と調和は繁栄をする為に必要な考え方になります。家庭内で、この発展と調和を繰り返し、ループさせている家庭は繁栄します。ですので、男女はぶつかり合うものではなく、互いに疑問をなげかけ、どうしたら繁栄していけるのか?という「経験」をしているという事なのです。こうしていく事で互いの意見がちからとなり、男性は女性の視点を持ち、女性は男性の視点を持つようになり、これが、社会で非常に重要なパワーとなって活躍するのです。それは理解力が、夫婦、男女の視点をもつようになる訳ですから、3倍の理解力を持つことになります。
1つ目は男性、2つ目は女性、3つ目は男女のバランスをもった考え方となります。
これが社会活動をしていく時に、自分が選んでいく判断をする時に大いに役に立つ訳です。
よく、「家庭をもつことだけが幸せではない」という方がおりますが、家庭を持つ方を否定しているような言い方であると私は思います。家庭を持つという事は、未来の宝でもある子供達を育てるという事でもあります。もし、家庭を持つことだけが幸せではないというならば、こう考えてください。私は家庭を持つことよりも他の事をして、家庭を持つ人たちの力になればよい、社会の人達を楽しませたい、身近な人を喜ばせたい。と考えていただけたらとおもいます。
そういう自分が話す言葉というものがとても大事であると思うのです。
仕事と家庭は、別物ではなく、つながっているものです。家庭はそのバランスをとるバランサーの役割を果たす大切なものです。悩んでいるならば、恥ずかしいですが、真剣に話してみるのも経験になります。いいでしょうか、あなたの心が曇っているならば、それは間違いです。あなたの心が晴れやかであるならば、それは正解です。最後に自分の心の中核にあるその機能をしっかりと使ってみてください。
夫婦関係は重要です。互いに自分の事のみを考えず「どうしたら家族を幸せにできるかな?」という観点に立って、プライドを捨てて、手を取り合う事で、必ずうまくいきますので、まず自分の気持ちと対面し、考えてみる事から始める事をおすすめします。
株式会社トータルライフサポート
藤門 篤史