夢と現実

本日は、夢と現実というテーマでお伝えしていこうと思います。

自分自身のやってみたい事ややりたい事というのは、おおよそ15歳~25歳ぐらいの間に固まって、それに向けて皆努力をしていくという道を辿るのが、半数以上を超える生き方であると思います。大器晩成という言葉通り、遅い人もおり、それは人それぞれの「気づき」という自分が何をしたいのか?を自分は何をするべきだ!に変えていく気持ちがとても大事です。

この部分が定まらない限り、周りに流されていくしかありませんので、若き日は学校で勉強しながら基本の知識を得て、自分がどこにいて、何をしているかを知り、どこへ向かっているのか?の問いに答えていく事が、社会人の出発点でもあるのです。

この時に注意してほしい事は、どこに向かっていくか?という事です。これは細かく定めなければなりません。旅行に行く際に、おおざっぱに「沖縄」という事でもよいのですが、やはり沖縄のどこで、どこに宿泊し、どこの料理を食べてというように、細かく決めていく事が大事です。旅行では知らない土地に向かう訳ですから、旅行先で、店が閉まってた、料理の提供時期が終わっていたなど、問題が生じる事もあるわけですから、やはり細かく調べる事で無駄な時間がかからずに、楽しめる旅行になるという事から、自分の人生においても出発点と到着地点だけではなく、細かなプロセスを考えてみると良いと思います。

世の中は、人が思った夢や理想が形になったもので出来ているという事実

最近は、現実派という方達も増えており、夢や理想が描けない、ばかばかしい、子供染みた答えであるという意見もあるかと思います。現実しかみないという事です。あるものしか信じない、目に見えないものは信じないという方達です。なのに、夢や希望から生まれたこの世の恩恵を受けている訳です。おそらく何かで心が傷ついているので、そのように少し歪んで捉えてしまったのかと思います。

そんな方にも是非、お伝えしたいのですが、そもそも、この世界にあるものは、ある人がイメージし、ある人が発案し、ある人がそれを作り、現実化しているという事実の中で私達は生きているという事です。

夢や理想が無ければ、そもそもそれらの物や技術は生まれなかったのです。

電気があれば、世の中の人達の暮らしはもっと良くなるであろうと、インスピレーション(ひらめき)があったからこそ、私達は電気を当たり前のように使っています。

このように考えてみてください。物を目の前にして、これが出来るまで、形になるまでを想像と知識で考えてみてほしいのです。それを辿っていくと、「夢」「理想」という言葉に辿り着きます。

これが、その物の出発点であるという事です。

つまり、夢や理想を描かなければ、世の中は良くならないという事です。この前提を無くし、現実を見て下さいというのはおかしい答えです。皆さんの存在を認識しながら親を否定しているのと同じことです。

夢や理想は、物事の始まりである「親」なのです。

夢や理想は抽象的ではない。現実こそが抽象的である。

そういった意味で、夢や理想を描く事は人生の基本中の基本です。

描けないのは、夢や理想について、抽象的で子供っぽいと考えているからなのです。なので、数字や理論などに偏りがちになり、夢、希望、理想を描けなくなっている体質になってしまっているかと思います。

しかし、自らが描いた夢や純粋な理想というものは、すべての物や技術を生み出した親なのですから、そのような事を気にする必要はありません。現実に落とし込んでいく際に、それは、磨かれ、より良い夢や理想になっていきます。

夢や理想が大きければ、それなりの大きな問題が立ちはだかっていくでしょうが、静かに諦めずに進めていってください。やがて、それを認めてくれる人が出てくるでしょう。素晴らしいと答えてくれる人も出てくるでしょう。このように、その夢や理想を現実に落とし込んでいくにつれ、周りの賛同を得ていくことで、いわゆる現実化してくるという事です。賛同が得られない場合、カスタマイズしていく事です。カスタマイズできない場合、その夢や理想は、そのレベルの大きさであったと認める事が大事です。数学的に方程式をだしてみましょう。

私が描いた夢や理想-現実化作業+カスタマイズ=結果=夢や理想の大きさ(人々の心を動かす夢や理想)

となります。これが、人生の夢や希望の方程式となります。ですので、人を喜こんでもらうために、自己中心的な考え方である場合、夢は理想は生まれてこないのです。

夢や理想は、他の人を喜ばそうという愛から生まれる。

人生では、自己中心的な生き方を良しとする道を選ぶ人と、他の為になるように生きたい(利他的)という方がいます。実はどちらも必要な存在です。また、そのレベルもそれぞれにあり、50%50%で生きている方もおります。この比重が、人生においてとても重要になってきます。ある意味、これで未来が分かります。

①自己中心的な生き方というのは、他から言われたりするのが、ヤダ。自分は出たくない。自分はやりたくない、自分が望む事だけしたい、自分がよければ良い、他人に興味がない。という生き方です。これにもレベルがあります。

②利他的な生き方とは、他の為になる生き方をしたい、人に喜んでもらう事が生きがいである、他の人に興味がある。という生き方です。自己犠牲的な側面もあります。

③利自足利他的な生き方とは、自分が良い、相手も良いという考え方です。利他的な生き方のレベルアップバージョンです。ここを目指してほしいと思います。

人はこのいずれかに該当します。自己中心的な考えは、利他的な考えの比率の中でもがいているようなイメージですね。時には利他的で、時には自己中心的であったりする訳です。そのように生きている方はとても心が苦しいかと思います。人間の裏表と表現されているのは、この①と②です。苦しんでいるのです。

純粋さを維持する生き方を選択する。

世の中、様々な欲望が渦巻き、一歩上からそれらを見てみると、とても悲しい世界にみえます。しかし、その悲しい風景を見る事も、経験であり、だからこそ、その悲しい風景が、夢や理想を輝かせるための背景であるとポジティブに考えたいと思います。そのような中でも、自己中心的にならず、自己犠牲にもならず、周りに振り回されず、純粋な気持ちでまずは自分からその世界を作っていくという気持ちをもってほしいと思います。全ては経験であります。この経験をもって自分の心の純粋な領域にある、輝きを取り戻してほしいと思います。

私もその為に、様々な知識や一度得た経験を捨てて、もう一度、新たに人生を構築していく勇気をもっていきたいと思います。経験者は語りますが、それは素晴らしい楽しい経験であり、前向きであれば、おどろくほど面白い結果を運んでくれます。

この場を借りて、全ての方や神様に感謝いたします。本当にありがとうございます。

皆様が良い一日を過ごされる事を祈念いたします。

株式会社トータルライフサポート

代表取締役 藤門 篤史

 

 

 

 

 

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